LOH症候群(男性更年期)の症状について

LOH症候群の基礎知識

LOH症候群(男性更年期障害)の症状は、男性機能に出てくる症状、身体に出てくる症状、精神面に出てくる症状の3つに分かれます。

男性機能に出てくるLOH症候群の症状

手でダメというゼスチャーをする男性

ED(勃起不全)や性欲の減退など男性機能に大きく影響が出てくるのが、LOH症候群の特徴のひとつです。

特に注目すべき点は「朝立ち」。1週間に一度も起床時の勃起が無いようであれば、LOH症候群を疑ってみるべきです。

勃起というのは、海綿体にある陰茎静脈が拡張され血液が流れ込むことによって起こります。

この際に血管を拡張させるために必要なものが体内の「一酸化窒素」であり、テストステロンは一酸化窒素を生成する働きを持ちます。

なので、テストステロンが減少すると体内の一酸化窒素が不足しがちになってしまい、陰茎動脈が拡張しずらくなり、勃起する力が弱くなってしまうのです。

ED(勃起不全)の治療などで泌尿器科を訪れた際に、血中のテストステロン値の検査を行ったところ、LOH症候群が判明したということも多くあります。

EDの原因には、糖尿病の影響、外傷的要因など様々なものがありますが、中高年以降の男性のEDのほとんどがLOH症候群によるものと考えられています。

ED(勃起不全)はLOH症候群(男性更年期)のサイン

 

身体に出てくるLOH症候群の症状

身体に出てくるLOH症候群の症状は、女性の更年期障害ととても良く似ています。

全身の倦怠感

特に激しい運動をしたわけでもないのに、極度の倦怠感が全身に出てきます。男性の場合は仕事で疲れていることも多いので見逃しがちですが、倦怠感はLOH症候群の症状の大きな特徴です。

 

頭痛、腰痛、背中痛、肩こり

腰痛や背中痛、肩などの痛みはテストステロンが減少することによって、筋肉が萎縮するために起こる症状のひとつです。

 

ほてり、発汗、ホットフラッシュ

顔がほてる、異常に汗をかくなどの症状が現れます。特にホットフラッシュは時間や場所を問わずいきなり症状が出ますので、困っている男性も多いようです。

男性ホルモンの減少によりホルモンバランスに変調をきたし、自律神経が乱れてしまいこのような症状を引き起こします。

 

めまい、耳鳴り、吐き気

めまいの症状を訴える男性も多いです。めまいには「回転性」「浮動性」の2種類がありますが、更年期の男性が訴えるのは、「ふわふわして足が地に付いていない感覚がする」などの浮動性のものがほとんどです。

めまいに伴い、耳鳴りや吐き気を感じる男性もいるようですが、メニエール病、高血圧、突発性難聴などでもこのような症状が出る場合もありますので、症状が酷いという方は早めに医師の診断を受けましょう。

 

精神面に出てくるLOH症候群の症状

精神面に出てくる症状は、うつ病の症状と非常に良く似ています。

無気力、集中力の低下

集中力の低下に悩む中年男性

精神的症状でもっとも顕著に現れるのが、「やる気がでない」「集中力が続かない」などの症状です。

今までは遊びや趣味に没頭していた男性が、急に「あれだけ大好きだった趣味をやるのがおっくうになった」などの場合は、LOH症候群の可能性が高いといえます。

疲労感とも似ているため、自分自身では男性更年期に気付かない場合がほとんどです。

 

イライラ、不安感

イライラや不安感が消えないなどの症状もLOH症候群の症状のひとつです。これは女性の更年期障害とも良く似ています。

「わけもなくイライラして周囲に当たってしまう」、「急に気分が落ち込んだり、感情の起伏が激しくなる」など精神的に不安定な状態が続きます。

 

抑うつ状態

気分が落ち込んで、何もやる気がおこらない状態が続きます。

抑うつ状態は、「身内の不幸があった」、「大きな災害や事故を経験した」などの場合にも起こりますが、そのような覚えが無いのに抑うつ状態に陥ってしまった場合は、LOH症候群の可能性があります。

LOH症候群はうつ病と非常に症状が似ていますが、原因はことなるため対処法が変わってきます。LOH症候群とうつ病の違いについては、こちらのページで説明をしています。

LOH症候群とうつ病との違いとは?

 

おかしいな?と思ったら早めの対処を

このようにLOH症候群(男性更年期)は、身体や心などの様々な部分に影響をもたらします。

ただ、深刻な状況にまでならない場合も多く、「ちょっと疲れてるのかも」、「体調が悪いだけだろう」と見過ごしてしまいがちになります。

治療自体は一刻を争うものではないのですが、そのまま放っておくと、重度のうつ病を発症してしまったり、認知症や動脈硬化の進行を早めてしまうというリスクがあります。

自分の体調におかしいなと感じたら医師の診断を受けるなりして、早めに対処しておきましょう。

 

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