LOH症候群を診断する検査方法について

LOH症候群の基礎知識

このページでは、病院でLOH症候群を診断する際には、どのような検査が行われているのか?どのようにしてLOH症候群と診断されるのかをご説明します。

最初に行うのは問診で、AMS質問票が使われる

ペンとノート

LOH症候群の診断には、検査の前に問診が行われます。

この問診の際に使用されるのが、AMS質問票というチェックシートです。

身体的症状、精神的症状、性機能症状の3項目に分かれた質問に対して、自分がどの位置の状態にあるかをチェックしていき、点数の合計点によってLOH症候群の疑いが高いか低いかを判断するものです。

AMS質問票は加点方式によって行われ、その点数のことをAMSスコアと呼びます。

AMS質問票に関しては、こちらのページで説明をしています。自己採点できますので、気になる方は一度チェックをしてみてください。診断の結果、AMSスコアが高いようでしたら、医療機関にかかることも検討すべきです。

LOH症候群チェックシートでAMSスコアを計る

 

LOH症候群の検査には、血液検査が行われます

次にLOH症候群の検査ですが、検査には血液検査が行われます。血液検査の結果には数日かかるため、実際の診断を受けるのは、次回の診察時ということになります。

検査によってLOH症候群かどうかを判断する決定的な判断材料は、「血液中のテストステロンの濃度」です。

血液中の総テストステロンのうち、体内での活性が高いアクティブなテストステロンを「遊離(フリー)テストステロン」と呼びます。

テストステロン(testosterone)は、アンドロゲンに属するステロイドホルモンで、男性ホルモンの一種。一般に30歳ごろから減少しはじめ、年1-2%の割合で減少する。テストステロンの減少は男性更年期と呼ばれるが、女性の更年期ほどには急激にホルモン分泌は変化せず、身体や精神に与える影響も個人差が大きい。ストレスなどで急激な減少を起こすと、男性更年期障害を起こす。テストステロンの減少率は個人差が大きく、70代になっても、30代の平均値に匹敵するテストステロン値を維持している男性も多い。

引用元:wikipedia テストステロン

現在、病院で行われるLOH症候群の検査、診断の上で、最も信頼のおける指標がこの「遊離(フリー)テストステロン」の数値だとされています。

 

血液検査の結果による遊離テストステロン値の判断基準

白衣を着た医師

血液検査で遊離テストステロンの数値を測るわけですが、検査の結果、この数値が11.8pg/ml以下に低下していれば、LOH症候群の疑いありと診断されます。

そして、数値が8.5pg/ml以下になれば、明らかに体内の男性ホルモンの値が低いと判断され、LOH症候群の可能性が高くなります。

LOH症候群の診断は非常に難しいこととされていますが、遊離テストステロンの数値が明らかに低く、且つ問診の際にチェックしたAMS質問票でのAMSスコアが高ければ、LOH症候群の治療としてホルモン補充療法が医師から説明され、治療を受けるかどうかの検討に入ります。

ホルモン補充療法には、様々な副作用があり、前立腺がんのリスクも高めるため治療を受けるかどうかは慎重に判断しましょう。LOH症候群はがんなどのように急を要する治療ではないため、焦らずゆっくりと考えてください。

LOH症候群の治療【ホルモン補充療法】

数値が8.5pg/ml以上の場合は、患者と医師との相談の上で漢方薬や「DHEA」というホルモン剤のカプセルが処方されたり、サプリメントでアプローチする方法などのアドバイスを受けることとなります。

LOH症候群の治療に使われる漢方薬

LOH症候群(男性更年期)におすすめの亜鉛サプリメント

 

血液検査を受ける時間帯

LOH症候群の血液検査を受ける時間帯ですが、午前中に受けるようにしてください。

これは、血中の遊離テストステロンの数値は午前中が一番高いため、「テストステロンの高い時間帯に検査したもので、且つ数値が低ければLOH症候群の可能性が高い」と判断しやすくなるためです。

検査費用について

血液検査の費用ですが、自費診療が保険適用かによって変わってきます。男性更年期ドッグなどは自費診療のため検査費用は高くなります。

保険が適応されるためには、検査のための医学的理由があるかどうかも大事になってきます。

保険が適用される場合は、男性ホルモン検査のみであれば5,000円前後となります。自費診療か保険適用かは、クリニックの方針や医師の考え方によっても異なるので、事前に電話などで確認をしておくと安心です。

 

血液検査以外のLOH症候群の検査

血液検査以外のLOH症候群の検査としては、唾液による検査(唾液中コルチゾール検査)があります。

男性ホルモンは血液中の他にも、尿、唾液にも含まれており、唾液の中のテストステロンは血液中の遊離テストステロンと同じように、活性の高いテストステロンの数値を測ることができます。

唾液の検査のほうが、血液検査よりも正確に遊離テストステロンの数値が測れるとされていますが、現時点では保険の適用がなく、患者さんの負担額が大きくなるため、実施している病院も少ないのが現状です。

 

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